円高・円安ってなに?(今さら聞けない)

為替

貯蓄のワザを今後話していく中で、いろんなキーワードを一緒にわかっていると、便利!

早速ですが、言葉の内容を簡単に説明してみます。

為替(かわせ)の話をする前に、いまさらながら、わかっておきたいのが、

円高(えんだか)、円安(えんやす)ってなに?」

ニュースでも、よく耳にする言葉ですよね。

まず、ここからスタートしましょう。

円安、円高、、、これはかんたんに言うと、日本のお金(円)の強さや価値のことです。

 

「いきなりムズイ!」「言葉が難しそう…」「通貨の動きなんて、自分には関係ない」

そう思うかもしれません。

でも実は、「円高・円安」の流れを知ることは、
私たちの資産(持っているお金)を守ることに関係してきます。

ここでは、これまで日本円がどういう形でこの数十年間知られていたのか、歴史を振り返りつつ、これから日本円がどうなりそうか、わかりやすく説明します。


1. そもそも円高・円安って?

ニュースで「今日は1ドル=145円台に円安が進みました」とか聞きますよね。

円高=円の価値が上がること(輸入品(海外のもの)を安く買える)

円安=円の価値が下がること(輸入品(海外のもの)を高く買うはめになる)

たとえば1ドル=100円から⇒1ドル=150円になったら、
同じ1ドルのものを買うのに、円を50円多く出さないといけません。

50円多く出さないといけないって損じゃん!

って思った方、そうなんです。

その感覚を理解出来たら、為替の入り口にしっかり立てています。

 

円安になると、

  • ガソリン代

  • 食料品

  • 海外旅行
    の費用がどんどん上がります。

だから私たちの暮らしに直結しています。


2. 円が高かった理由(ニクソンショックからの歴史)

昔は「円高時代」が長く続きました。

1971年(昭和46年)8月15日、アメリカで第二次ニクソン・ショックという大きな出来事がドルと金(ゴールド)の交換が停止され固定相場制が終わりました

高校とかの授業で、「ブレトン・ウッズ体制の終了」とか聞いたことあるかしら?まさにそのことを指しています。

固定相場制というのは文字通り、当時は、ある金額でずっと今日も、明日も(逆に先週も)同じ360円で決定されていたんです。それが、1971年に無くなりました。

それまで「1ドル=360円」で固定されていたのが、
「市場が決める値段に変わった」ことで、1ドル=308円に切り替わり、さらに変動して、徐々に日本円はどんどん価値を上げていきました。

なぜ円が強かったかというと、

✅ 日本の経済がどんどん成長していた

✅ 輸出産業(車・電化製品など)が世界で売上拡大でシェアを伸ばしていた

✅ 日本の貿易黒字が大きく、円が買われ続けた

こんな背景がありました。

おじいちゃん、おばあちゃんの時代はめっちゃ頼もしい時代でしたよねぇ。

だから「円高は日本の経済力の象徴」ともいわれた時代があったのです。


3. でも、これからは円安の時代?

2025年の今、状況は大きく変わっています。

  • 日本の経済成長が鈍化 (おじいちゃん時代のパワーが今の時代に無いのです)
  • 人口減少で将来の労働力が減る (コンビニみても納得)
  • 海外(アメリカ、ヨーロッパ、英国含) は、インフレでドンドン値上げの状態でした。(日本よりさらにインフレ状態)だから輸入品はさらに値上げ状態に
  • 利上げ(金利を上げる)一方、日本は低金利を続ける (ちょっとムズイ)

 

こうした様々な要因が重なって、日本円は以前よりも弱くなりやすい状況にあります。

実際、2024年には1ドル=160円を超える円安が一時的ですが、進みかなり市場は驚きとショックでした。


4. 円安が進むとどうなる?

円安は一見すると「日本企業にとっては輸出が有利」といわれますが、
私たちの生活では、こんな影響が大きくなります。

✅ 輸入品の物価が上がる(食料・エネルギー・衣料品)

✅ 海外旅行のコストが増える

✅ 円の資産価値が相対的に減る

つまり「日本円だけに頼って貯金しておくことはリスクになるかも時代です。


5. 怖がらずに知ることが大事

ここまで読むと、
「やっぱり為替って、投資って、難しいし怖い」と思うかもしれません。

でも、きちんと知ること自体にリスクはありません。むしろ、プラスです!

これから大事なのは、
円だけで貯金をためていくのではなく、日本円でも貯金しながら外国通貨でも分けて貯金することで資増やしていくいく」という考え方です。

たとえば、

  • 少額の通貨投資で外貨に触れる⇒海外旅行とか

  • 米ドルやユーロ建てにした資産をちょっと持つ

  • 外貨預金や海外ETF(後で説明)を少しずつ積立てる

こうした行動は、いきなり大金を投じる必要はありません

小さく始めて、小さく体験する。

これだけでも、「投資の怖さ」がずっと薄れていきます


6. 投資をはじめる前に知っておくこと

私は、投資を多くの方におススメしたいですが、かといって、大ぼら吹きは大っ嫌いです。だから敢えて、ここはご理解ください。

✅ すぐに儲かる魔法はありません (*変な宣伝広告は気をつけてください)

✅ 下がるリスクもあります (*ビビらせるわけではなく、現実にあります)

✅ 自分のペースで、無理のない金額で始めることが大事です (*だからマイペースでやりましょう)

これらを理解したうえで、
将来の生活を守る手段のひとつ」として、
投資を少しずつ考えていくといいと思います。


7. これからどうする?

もしあなたが「円だけだと不安かも…」と感じているなら、
まずは情報を集めてみましょう。

いきなり口座を開かなくても大丈夫です。

  • 金融庁のサイトで基礎知識を読む

  • 投資ブログで体験談を調べる

  • 少額の投資シミュレーションをしてみる

これだけでも十分立派な第一歩です。

そして、
「自分にもできるかもしれない」と思えたら、

3万円くらい、5万円から小さくスタートする。

この順番で進めば、怖さがだんだん消えていきます。


まとめ

円高が当たり前だった日本は、これから円安の時代に入るかもしれません。

だからこそ、
「知らないままでいること」が一番のリスクです。

「なにもしないでこのままにしておく」が一番のリスクです。

投資は特別な人だけのものではありません。

これからの時代を安心して生きるために、
小さく学び、小さく試してみる。

それが一番の防御策です。


あなたのペースで大丈夫。無理しないで、ちょこっとずつでOK

私のこのブログのテーマですが、マイペチ=マイペースで貯蓄をおススメしたいのです。



「投資って怖くない?」という疑問が、少しでも和らぎますように。

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